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おしらせ -News & Infomation-

緒あしすからのメッセージ

もしあなたが被害に遭ったら、あなたの大切な人が犯罪に巻き込まれたら、何をしなければならないのでしょうか。大切な人のために何ができるでしょうか。どこへ相談に行きますか。
被害に遭うとは、つい今までの当たり前の日常生活の続きができなくなるということです。そして、犯罪被害そのものだけではなく、副次的被害にも苦しめられ、経済的、精神的なダメージからの回復には気の遠くなるような時間を要します。
「犯罪被害者」とは、特別な人ではありません。残念ながら、いつどこで誰が犯罪被害者になってもおかしくないのが日本の現状です。ある日突然、犯罪被害に巻き込まれた被害者やその遺族は、大切な人のかけがえのない命を奪われた上に、人生の夢や希望を断ち切られます。
2004年に「犯罪被害者等基本法」が制定され、被害者を取り巻く法律や制度、支援体制など進展しつつあります。しかしながら、それはまだ決して十分とは言い難く、今後も、「被害者の権利回復」のため、「被害者の視点に基づく」施策が進められていくように、私たち被害者自ら活動を続けていきます。
そうした活動が、犯罪被害者を優しく包み支えることができる社会、誰もが安全に安心して暮らせる社会を実現し、「思いやり」や「命を尊ぶ」といった日本社会の「こころ」を育てる一助になればと思います。

NPO法人 犯罪被害当事者ネットワーク 緒あしす

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